【シニアケア連載 第2回】うちの子に合っているのは?食器選びと食べる姿勢の工夫
こんにちは!葉山一色ペットクリニックです。
「愛犬・愛猫のためのシニアケア連載」、第2回のテーマは「食器選びと食べる姿勢」です。
シニア犬の食事は、しっかり食べきれる準備が必要です。
なぜ「食べる姿勢」が大切なの?
年齢を重ねると、食事中に足が滑ってしまったり、尻が落ちてしまったりすることがあります。姿勢をキープできないと、お腹が満たされる前に食べることができなくなってしまいます。その結果、体重の減少や栄養不足につながってしまうのです。
姿勢を維持してしっかり食べてもらうためには、以下の2つの対策が有効です。
- 足が滑らず安定する床材やカーペットを敷く。

- 食器や台を利用し、頭が高い位置で食事ができるようにする。

状態に合わせた食器選びのコツ
食餌台を使って食べやすい高さに調整することに加え、愛犬・愛猫の状態に合わせた食器の工夫も大切です。
① 食事に関して特に問題がない子・早食いの子
- 問題がない場合は、顔の形や大きさ、食事の量に合わせます。
- 早食いの子には、時間をかけて食べさせる工夫をします。

早食い防止用に突起がついたお皿
② 姿勢がキープできない・飲みこみが弱い子
- 無理のない姿勢ができる高さをもつ食器や台を使用します。

高さの調節が可能な食器

当院でも良く使用しているクッション。立った姿勢をキープできます。
③ 歯が少ない(弱い)子・顔が小さい子
- 深さがあまりなく、中でごはんが動きにくいお皿がおすすめです。
- こぼれても大丈夫なように、少し大きめの間口のものを選びます。
- 底の丸い皿を選ぶと、食べやすい形状になります。

④ 口を開けにくい・食べるのに補助が必要な子
- お皿の中でごはんの山を作ってあげたり、スプーンを使ったりしてサポートします。
- 手やスプーンが入れやすいよう、広い間口の食器が適しています。
- シリコン素材で口当たりがソフトなスプーン(ソフトスプーン)も便利です。

シリコンスプーンの一例
まとめ
毎日のごはんは、わんちゃん・ねこちゃんにとって大きな楽しみです。ちょっとした食器の工夫や環境づくりで、シニア期も快適に食事ができるようになります。
「どんな高さの台がいいの?」「食事の補助方法がわからない」など、迷うことがありましたら、ぜひ当院のスタッフまでご相談くださいね!
次回は、【食事ケア編】第3回「食欲が落ちてきたら…補助の工夫と強制給餌のポイント」をお届けします。お楽しみに!


















