ハムスターの手術(眼球摘出・口腔内腫瘤摘出)
先日、ハムスターさんの手術を行いました。
どちらもジャンガリアンハムスターという40gほどの大きさの子です。
この子は口の中にできものが出来てしまったため、摘出を行った子です。
ほおっておくと噛んで出血をするリスクもありますし、邪魔してご飯が食べられなくなることもなります。
この子は腫瘤が口から出てきていたためすぐに発見できましたが、口の中に隠れてて見つからない子もいます。
ご飯を食べにくそうにしていたり、ずっとお口を動かして気にしている場合は注意が必要です。
この子は眼球が潰れてしまったため、摘出を行った子です。
はっきりとした原因は分かりませんが、外傷や感染などにより眼球ろう(眼球が小さくなってします状態)を引き起こしたものと思われます。
眼窩の内容物を摘出し眼瞼の縫合を行いました。
眼球ろうの子は多くは有りませんが、結膜炎などの目の病気はとても多いです。
ハムスターさんは綿や床材などに潜ることが好きなため、床材の素材によっては眼に傷をつけてしまうことも多いです。
ワンちゃんやネコちゃんと違い小さな変化に気が付きにくい子たちなので、よく観察していただき気になる事があれば早めにご相談ください。
院長 奈須俊介
葉山一色ペットクリニック