2019.4.30 お揃い
シェリちゃんのママに モコとしゃもじのお揃いのお洋服を作って頂きました スカートのお洋服を着ると 女の子度がアップ 15歳のモコおばあちゃんも 若々しくみえます とっても可愛い~ ありがとうございました
2019.05.02
2019.4.15 歯磨き教室
本日の歯みがき教室 ビーグル の ベリーちゃん MIX の サスケちゃん 仲良しお散歩友達のふたり とても上手に歯磨き 出来ました~ ついつい力を入れてやりがちな歯磨きですが…… 優しく 歯と歯肉の間をマッサージするイメージで磨くのがオススメです ワンちゃんは 3日で歯垢が歯石になるので 間隔を空けすぎずに歯磨きしましょう(理想は毎日) 歯みがき成功のコツは ・ステップを踏んで 無理矢理はダメ~ ・ご褒美はしっかり たくさん褒めてあげましょう
2019.04.16
フィラリアの薬は予防薬ではない!?
暖かくなってきて、ノミ・ダニやフィラリアなどが気になる季節になってきました。 ノミ・ダニの詳しい話はまた今度にしますが、葉山周辺では真冬でもダニに噛まれて来るワンちゃんが多かったので通年予防をオススメしています。 さて、フィラリア症という病気はご存知でしょうか? 名前だけ知っていて、何となくお薬を使って予防している方も多いのではないでしょうか? フィラリアは、線虫という寄生虫の1つで心臓や血管に寄生し心不全などを引き起こす原因となります。 フィラリアの一生は以下のようになります。 図にも書いてある通り、フィラリアは蚊から感染します。 ここで一つ誤解が生まれるのですが、「蚊がいる=感染する」ではありません。 もう一つ必要になるのが気温なのです。 蚊の体内でミクロフィラリア(mf)が成長し、感染力を持つL3に成長するためには一定の気温が続く必要があります。 平均気温などから感染期間を推測する方法があるのですが、詳しい話は省略します。 興味がある方はHDUと検索していただければ色々と出てくると思います。 暖かい日が続き、蚊からフィラリアに感染すると、ワンちゃん(猫ちゃんもうつります)の体内でフィラリアがどんどん成長していきます。 目安としては、感染から90日ほどで成虫となり血管(肺動脈)や心臓に到達し、症状を表します。 そうなってしまう前にお薬を使って予防する必要があるのです。 タイトルにも記載しましたが、フィラリアのお薬は一度投薬すると1か月間フィラリアを予防できると思っている方が多いと思います。 実際に動物病院でも「予防薬ですよ」と言ってお出しすることもある為、ほとんどの方はそう思っているのではないでしょうか? 結論から言うと、フィラリアのお薬は予防薬ではなく、駆虫薬です。 厳密には、「mf」「L3」「L4」に効果のある駆虫薬です。 投薬したときに体内にいるフィラリアを駆虫することによってフィラリア症の予防を行います。 極端な話、投薬した翌日にフィラリアに感染した場合は効果をしめしてくれないのです。 なので、「フィラリアのお薬=駆虫薬」が正解になります。 では、いつからいつまでお薬を使う必要があるのでしょうか? フィラリアのお薬は上にも書いた通り「mf」「L3」「L4」に効果のあるお薬です。 「L5」や「成虫」には効果が低く、100%駆虫することはできません。 なので、「L5」に成長する前にお薬を使ってあげる必要がでてきます。 体内に感染した「L3」が「L5」に成長するのは、感染から最短でも50日かかります。 なので、50日以上投薬の間隔があいてしまうと感染を防ぐことが出来なくなってしまう可能性があります。 投薬忘れなどによる感染を防ぐ目的で、フィラリアのお薬は1か月ごとに投薬するのが一般的です。(万が一、数日過ぎてしまっても猶予があるように) かつ、「L3」「L4」の段階で駆虫する必要がある為、投薬期間としては「フィラリア感染開始1か月後~感染終了1か月後」までとなります。 神奈川県は(エリアによっても多少違いますが)、毎年5月初旬に感染が始まり11月初旬まで感染が続くため、「6月初旬~12月初旬の計7か月」予防する必要があります。 お薬を開始する際は、フィラリアに感染していないことを確かめてから投薬を行います。 万が一フィラリアに感染している子にお薬を使うと、ショック症状を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。 安全にお薬を使うために、必ず検査を行ってから投薬するようにしましょう。 葉山一色ペットクリニック 院長
2019.04.13
2019年4月1日~ 健康診断キャンペーン実施中
昨年もご好評いただいた、健康診断キャンペーンを本年も実施いたします 内容は、 血球検査(貧血や白血球の測定など) 生化学検査19項目(肝臓・腎臓など内臓機能の測定) フィラリア抗原検査 となっております。 同時にホルモン検査(甲状腺など)を行う場合はキャンペーン料金にて実施することも可能です。 また、フィラリア予防薬(駆虫薬)をシーズン分まとめてお持ち帰りいただくと、割引させていただきます。 予防薬はチュアブル(オヤツ)タイプ、錠剤、注射、スポット剤(猫ちゃんのみ)をご用意しております。 その子その子に合ったお薬をお出しさせていただきますので、ご相談ください。 葉山一色ペットクリニック 院長
2019.04.01
猫の子宮内膜炎・子宮蓄膿症
子宮内膜炎とは、子宮の内膜が可能性炎症を起こすものであり、黄体ホルモン(プロジェステロン)の刺激に対しておこる子宮内膜の肥厚の後遺症として起こります。 また、子宮内腔に膿汁が停滞した化膿性疾患が子宮蓄膿症であり、その発症には黄体ホルモンの分泌が深く関与しています。 通常、猫は交尾排卵動物であり黄体期の機会が少ないため本疾患の発症は犬と比べ少ないですが、不妊交尾後の黄体期や自然排卵する猫も知られているため、その黄体期に発症すると考えられています。 子宮蓄膿症は、外陰部から排膿が認められる「開放性子宮蓄膿症」と、排膿が見られない「閉鎖性子宮蓄膿症」がありますが、閉鎖性の方が中毒症状が重い傾向にあります。 症状は、一般的に「食欲不振」「元気消失」「多飲多尿」「嘔吐」「腹部膨満」が認められますが、猫では嘔吐や多飲多尿は多くはありません。 進行すると、細菌の毒素により腎不全や播種性血管内凝固(DIC)を引き起こし、命に係わる事もあります。 診断は血液検査や、レントゲン検査、超音波検査などにより、液体貯留し腫大した子宮を確認することによって行います。 治療は、救命を考えると外科的に卵巣・子宮摘出術を行うことが推奨されます。 しかし、若齢気に発症し繁殖を考えている場合、高齢で麻酔や手術のリスクが高い場合は内科的治療が選択されるケースもあります。 黄体ホルモン(プロジェステロン)受容体拮抗薬であるアグレプリストン(アリジン)というお薬による内科的治療は猫では報告は多くは無いですが、犬と同様の方法にて有効であることが知られています。 ただし、海外薬のみであり日本国内では入手できないお薬のため、すべての動物病院で出来る治療ではありません。 手術前の猫ちゃんのお腹の様子です。 あおむけの状態ですが、おなかが張っているのが分かります。 術中の写真です。 子宮内に液体が貯留し、子宮が腫大しています。 摘出した子宮です。 左右の卵巣にも異常が認められます。 外科摘出後は腹膜炎などを併発していなければ予後は良く、通常通りの生活を送ることが出来ます。 猫ちゃんは犬と比べ、症状が出にくいため気が付くのが遅くなる傾向がありますが、避妊手術を行っていない猫ちゃんで上記のような症状が認められましたら早めにご相談ください。
2019.03.19
2019.3.15 マイクロチップ
マイクロチップ 突然の迷子、災害、盗難、事故……ペットは住所も名前もいえません。そんなとき、マイクロチップは確実な身元証明になります 環境省のHPに 詳細があります。 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html しゃもじも 今日 マイクロチップを埋め込みました。 注射針より少し太めの針で ズブッと ちゅーるを食べながら とってもお利口に出来ました 頑張ったね 麻酔なしで 通常は埋め込み可能です。 子犬子猫ちゃんは 避妊去勢手術の麻酔の際に 一緒にマイクロチップ入れることをお勧めしています。 ご不明な点は お気軽にお問い合わせ下さい
2019.03.15
2019.2.25 院内セミナー
今日のお昼は BilJac の 院内セミナー を受けました 嗜好性が高く 消化吸収の良いご飯です。 こんなワンちゃんにオススメです ・涙やけに悩んでいる ・食べむら、食い付きが悪い ・食ふんで悩んでいる ・皮膚のトラブルで悩んでいる サンプルもご用意していますので 気になる方はお問い合わせ下さい 投薬トリーツもあります。院内で是非試食してみてください
2019.02.25
2019.2.19 セミナーに行って来ました!
日本獣医生命科学大学へ シニアケア講座を受講しに行って来ました (1日目) 今回のテーマは 高齢動物の栄養学・栄養管理 ワンちゃん猫ちゃんの 栄養必要量は 生涯を通して変化するので、ライフステージに応じた食事をあげる事が大切です そもそも 高齢期とは…… 平均寿命の半分の年齢に達した段階 と言われており ワンちゃんの平均寿命 約14歳 (大型犬は-2歳) 猫ちゃんの平均寿命 約15歳 (2016.Helix) 約7~9歳頃から ライフステージの高齢期に区分されます。 さらに 高齢期にさしかかると ・肥満 ・認知機能障害症候群 ・関節炎 ・尿路結石症 ・がん ・慢性腎臓病 ・慢性腎臓病 といった 病気が多く見られます。 その子のその時の体の状態に適したご飯を食べることが その後の快適なシニア生活に繋がるので 定期的な健康診断 をして、その時の体に応じたご飯をあげましょう セミナーでは、チューブフィーディング用の流動食を手作りする実習も行いました。 鼻カテーテル・食道チューブ・胃チューブ のどれかを 動物の場合は設置してチューブフィーディングを行いますが 人とは違い もっと敷居の低いもので 動物にとっても飼い主さんにとっても便利なものです。 食欲がなくなると 体力も一気に落ちてしまうので QOL(クオリティ オブ ライフ)を維持するためにも 積極的におすすめしています。 お気軽にご相談下さい
2019.02.20
2019.2.15 セミナーに行って来ました!
葉山は まさかの雪で ビックリでしたね~ そんな本日 私は楽しみにしていたセミナーに行って来ました! 猫の行動学について at 東京大学 実際に相談のあった症例の動画を見ながら みんなでディスカッションしたりと とても勉強になるセミナーでした 問題行動に対する実際のカウンセリングは かなり時間がかかりますがとても大切です。 当院での問題行動診療は 必要に応じて 専用の問診票をお渡ししています。 (予めその行動を撮影して頂けるとより分かりやすいです) 攻撃行動など問題行動の経過が長ければ長いほど治療が難しくなるので 早めに相談して頂ければと思います。 折角 東京大学に行ったので ハチ公像をパチリ 残念ながら赤門がどこにあるのか分からなかったので(極度の方向音痴)……
2019.02.15
尿石症(尿路結石)の摘出
尿石症(尿路結石症)は、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となり、さまざまな症状を引き起こす病気です。 結晶成分により、「ストラバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」「シスチン結石」「尿酸塩結石」などに分類されます。 また、結石が存在する部位によって、「腎結石」「膀胱結石」「尿道結石」などと分類されることもあります。 症状は、頻尿、血尿、発熱、食欲不振、排尿痛などがみられます。 まれに、結石が尿道につまってしまい、尿道閉塞を起こすこともあります。 尿道閉塞を起こすと、血液中の老廃物が排出されずに急性腎不全を起こし尿毒症になったり、膀胱破裂を起こしたりして生命に危険が及ぶ状況が生じる可能性があります。 この症例はミニチュア・シュナウザーの女の子で、頻尿を主訴に来院しました。 膀胱の中に鶏卵大の結石があるのが分かります。 尿検査において、ストラバイト結晶が認められたため、結石の種類もストラバイトと考えられます。 通常、ストラバイト結石は食事療法などの内科治療で溶解しますが、この症例では大きさなども考慮し摘出することになりました。 膀胱を切開し、結石を摘出します。 摘出後、膀胱や尿道を洗浄し、細かな結石が残っていないかを確認し、その後縫合します。 摘出した結石です。 摘出後は結石の分析を行い、予防へとつなげます。 尿路結石は結石の種類や場所などによって治療法や予防法は様々です。 また、治療後も定期的な検査によって、再発の有無を確認しなければなりません。 尿路結石症は再発率も高いため、食事や飲水量などには気を付けながら経過観察が必要です。 特に冬場は飲水量が減りがちで、泌尿器系の病気が増えるシーズンですので、意識的に飲水量を確保するように心がけましょう。 院長
2019.01.12