アトピー性皮膚炎と腸活(腸内細菌)
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは遺伝が関与している病気の一つで、環境中のアレルゲンに対して反応する皮膚炎です。
特徴としては3歳以下で発症することが多く、また病変部分に特徴があります(主に毛が薄い部分に発症)。
確実な診断方法はないですが、いくつかの診断基準を満たし、また感染症の除外が出来れば「アトピー性皮膚炎」と診断します。
アトピーと腸活
先日、「アトピー性皮膚炎と腸内細菌」についてのセミナーがありました。
以前より「腸活」は様々な病気に対して有効と言われていましたが、メカニズムを含めて勉強になりました。
セミナーの要点としては、
- 健康な子の便を移植したらアトピーが改善された
- アトピーに有効な乳酸菌の種類がある
- 乳酸菌を増やすオリゴ糖を一緒に摂取する
が主な内容でした。
短期間で効果が実感できる子もいれば1年近くかかることもいますがうまくいけばステロイドなどのお薬を減量することや休薬することも可能になります。
人の腸内細菌の専門家のなかには「便は茶色いダイヤモンド」だと言っている方もいます。
腸内細菌はいろいろと研究が進み、アトピー性皮膚炎以外にも「腎臓病」や「便秘」などにも有効で、副作用もなく治療ができる為、悩んでいる子がいましたらご相談ください。
葉山一色ペットクリニック