2026.8.11 犬猫用CBDという選択肢
ペットの世界ではまだまだ認知度が高いとはいえないCBDですが、 近年、研究が進んでいます CBDって何? CBD(カンナビジオール)は、ヘンプ(大麻草)由来成分のひとつ *CBDは精神活性作用を持つTHCとは異なる成分です。 CBDは体内に存在する「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」と関わり、神経系や免疫、痛み、ストレスなど、さまざまな身体機能のバランスに関与すると考えられています。 「心のケア」 ECSだけでなく、セロトニン系やGABA系などの神経伝達にも関係する可能性も研究されています。 そのため、 ・雷や花火などに対する恐怖や不安 ・環境の変化によるストレス ・シニア期の落ち着きやQOLのサポート などへの活用が期待されています。 「今すぐ不安をなくす」というだけではなく、日々のストレスに対する身体のバランスを整えるサポートという視点も大切です。 てんかんとCBD CBDは、犬のてんかんに対しても研究されています。 特に、既存の抗てんかん薬を使用していても発作が十分にコントロールできない犬を対象とした研究では、CBDを併用することで発作頻度が減少したという報告があります。 ただし、「CBDを使えば、てんかんの薬が必要なくなる」ということではありません。 CBDは抗てんかん薬の代わりではなく、治療をサポートする選択肢のひとつとして捉えています 「薬を使う・使わない」という二択ではなく、 その子にとって何が一番よい治療なのかを考えることが大切だと考えます CBDを使うなら「正しく使う」 CBDは比較的安全性が高いとされていますが、何でも安全というわけではありません。 特に継続的に使用する場合や、他のお薬を併用している場合には注意が必要です。 CBDは肝臓での薬物代謝に影響する可能性があるため、場合によっては定期的な血液検査で肝酵素などを確認することもおすすめします。 また、 ・信頼できる製品を選ぶ ・適切な量から始める ・その子の様子を観察する ・他のお薬との併用について獣医師に相談する といったことが重要です。 「治す」だけではなく「その子らしく過ごす」 病気を治すことだけでなく、その子ができるだけ穏やかに、その子らしく毎日を過ごせることも大切だと考えています。 ・お薬だけでは十分にコントロールできない症状 ・年齢とともに増えてくる不安や痛み 「できるだけ穏やかに過ごさせてあげたい」 そんな飼い主さんの思いに寄り添うケアのひとつとして、CBDという選択肢があります。 正しい知識を持ち、その子の体質や状態に合わせて使うことで、毎日の安心やQOLを支える一つの方法になるかもしれません。 「薬を使う・使わない」ではなく、 その子にとって何が一番いいのか。 治療の選択肢を増やすことは、その子の未来の選択肢を増やすこと。 CBDも、その選択肢のひとつです。 CBDについて気になることがある方は、現在のお薬や体調なども含めてご相談ください。
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