短頭種気道症候群 (外鼻孔狭窄)
人気が高く飼われている方も多いフレンチ・ブルドッグ
お鼻がペチャなのが特徴で見た目も愛らしくてとても好きな犬種ですが、何といっても多いのが短頭種気道症候群です。
短頭種気道症候群は、
① 外鼻孔狭窄
② 軟口蓋過長症
③ 喉頭小のうの外反
④ 声門裂の狭窄
⑤ 喉頭・期間虚脱
などの異常を単一もしくは複合して発症します。
どれも基本的には外科疾患ですが、中にはリスクを伴う手術もあります。
この子は外鼻孔狭窄が認められました。
鼻の穴が塞がっているのが分かると思います。
去勢手術を実施する際に同時に外鼻孔拡張術を実施しました。
鼻の穴が広がり呼吸がだいぶ楽になりました。
外鼻孔狭窄は身体検査で見つけることが可能ですが、そのほかの病気はレントゲンや内視鏡などの検査が必要になります。
呼吸器科の専門病院をご紹介させていただく場合もあります。
短頭種の子は呼吸が苦手で、夏場は特に熱中症のリスクが上昇します。
呼吸が苦しそうだったり、常に鼻がつまっているような様子がある場合は早めに診察されることをオススメします。
葉山一色ペットクリニック