フィラリア

 

暖かくなってきて、ノミ・ダニやフィラリアなどが気になる季節になってきましたnote

 

 

フィラリア症という病気はご存知ですか?

 

フィラリアは、線虫という寄生虫の1つで心臓や血管に寄生し心不全などを引き起こす原因となります

 

フィラリア 

 

pic.の通り、フィラリアは蚊から感染しますが

「蚊がいる=感染する」ではありません汗

 

蚊の体内でミクロフィラリア(mf)が成長し、感染力を持つL3に成長するためには一定の気温が続く必要があります(平均気温などから感染期間を推測する方法/詳細はHDUで検索!!)

 

 

暖かい日が続き、蚊からフィラリアに感染すると、

ワンちゃん(猫ちゃんも)の体内でフィラリアがどんどん成長し、感染から90日ほどで成虫となり血管(肺動脈)や心臓に到達し症状を表します汗

そうなってしまう前にお薬を使って予防する必要がありますbibibi

 

フィラリア 

 

○フィラリアのお薬は予防薬ではなく、駆虫薬です

厳密には、「mf」「L3」「L4」に効果のある駆虫薬です。

投薬したときに体内にいるフィラリアを駆虫することによってフィラリア症の予防を行っています✨

 

 

○いつからいつまでお薬を使う必要があるのでしょうか?

「L5」に成長する前にお薬を使ってあげる必要がでてきます

 

体内に感染した「L3」が「L5」に成長するのは、感染から最短でも50日かかるので、50日以上投薬の間隔があいてしまうと感染を防ぐことが出来なくなってしまう可能性がありますnamida

 

投薬忘れなどによる感染を防ぐ目的で、フィラリアのお薬は1か月ごとに投薬するのが一般的です(万が一、数日過ぎてしまっても猶予があるように)

かつ、「L3」「L4」の段階で駆虫する必要がある為、投薬期間としては「フィラリア感染開始1か月後~感染終了1か月後」までとなります

 

神奈川県は(エリアによっても多少違いあり)、毎年5月初旬に感染が始まり11月初旬まで感染が続くため、「6月初旬~12月初旬の計7か月」予防する必要があります

 

 

フィラリア 

 

○お薬を開始する際は、フィラリアに感染していないことを確かめてから投薬を行います

万が一フィラリアに感染している子にお薬を使うと、ショック症状を起こし、最悪の場合死に至ることもあります

 

フィラリア 

 

 

安全にお薬を使うために、必ず検査を行ってから投薬するようにしましょうねnote

 

ムー

 

 

 

葉山一色ペットクリニック