【シニアケア連載 第2回】うちの子に合っているのは?食器選びと食べる姿勢の工夫
こんにちは!葉山一色ペットクリニックです。 「愛犬・愛猫のためのシニアケア連載」、第2回のテーマは「食器選びと食べる姿勢」です。 シニア犬の食事は、しっかり食べきれる準備が必要です。 なぜ「食べる姿勢」が大切なの? 年齢を重ねると、食事中に足が滑ってしまったり、尻が落ちてしまったりすることがあります。姿勢をキープできないと、お腹が満たされる前に食べることができなくなってしまいます。その結果、体重の減少や栄養不足につながってしまうのです。 姿勢を維持してしっかり食べてもらうためには、以下の2つの対策が有効です。 足が滑らず安定する床材やカーペットを敷く。 食器や台を利用し、頭が高い位置で食事ができるようにする。 状態に合わせた食器選びのコツ 食餌台を使って食べやすい高さに調整することに加え、愛犬・愛猫の状態に合わせた食器の工夫も大切です。 ① 食事に関して特に問題がない子・早食いの子 問題がない場合は、顔の形や大きさ、食事の量に合わせます。 早食いの子には、時間をかけて食べさせる工夫をします。 ② 姿勢がキープできない・飲みこみが弱い子 無理のない姿勢ができる高さをもつ食器や台を使用します。 ③ 歯が少ない(弱い)子・顔が小さい子 深さがあまりなく、中でごはんが動きにくいお皿がおすすめです。 こぼれても大丈夫なように、少し大きめの間口のものを選びます。 底の丸い皿を選ぶと、食べやすい形状になります。 ④ 口を開けにくい・食べるのに補助が必要な子 お皿の中でごはんの山を作ってあげたり、スプーンを使ったりしてサポートします。 手やスプーンが入れやすいよう、広い間口の食器が適しています。 シリコン素材で口当たりがソフトなスプーン(ソフトスプーン)も便利です。 まとめ 毎日のごはんは、わんちゃん・ねこちゃんにとって大きな楽しみです。ちょっとした食器の工夫や環境づくりで、シニア期も快適に食事ができるようになります。 「どんな高さの台がいいの?」「食事の補助方法がわからない」など、迷うことがありましたら、ぜひ当院のスタッフまでご相談くださいね! 次回は、【食事ケア編】第3回「食欲が落ちてきたら…補助の工夫と強制給餌のポイント」をお届けします。お楽しみに! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 📞 046-854-7433 診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝 9:00〜12:00 ● ● 休 診 ● ● ● 9:00〜 13:00 15:00〜19:00 ● ● ● ● ● 休診 ※休診日:水曜日・日曜祝日午後 ※予約外の受付時間は診察終了30分前までになります。 🗓️ アポクルでWEB予約はこちら
2026.10.26 シニアケア, ペットクリニック, 介護, 動物病院, 横須賀, 葉山, 葉山一色ペットクリニック, 逗子
【お知らせ】アレルギー専門診療の開始と「カワノメソッド」による根本治療への挑戦
いつも葉山一色ペットクリニックにご来院いただき、誠にありがとうございます。 当院では、この度新たに「アレルギー専門診療」を開始いたしました。 ワンちゃんやネコちゃんの長引く皮膚トラブルや、繰り返す外耳炎などでお悩みの飼い主様は、ぜひ一度ご相談ください。 対症療法から「根治療法」へ アレルギーや皮膚疾患の治療において、お薬で一時的に痒みや炎症を抑える治療も大切です。 しかし当院では、それに留まらず、犬や猫のアレルギー性皮膚疾患に対して「根治療法」に挑戦し続けることを重視しています。 その診療の大きな柱・羅針盤となるのが 東京動物アレルギーセンター獣医師 川野浩志先生の提唱する統合的な治療法「カワノメソッド」です。 動物たちと真摯に向き合う過程において、結果的に私たち人間自身も原点に立ち返り、 健康について気付かされる(動物たちからのプレゼント)という考え方を大切にしています。 カワノメソッドの具体的なアプローチ アレルギー疾患は原因が複雑に絡み合っています。 当院では「皮膚バリアと腸管バリア」をターゲットにし、以下のような多角的な視点からアトピーやアレルギーの攻略を目指します。 1. 腸内環境からのアプローチ(腸皮膚相関) 皮膚の状態は腸内環境と密接に関わっています(腸皮膚相関)。 当院では、オリゴ糖(1-ケストース)や乳酸菌(L.paracasei)などのプレバイオティクス・プロバイオティクスを駆使し、 腸内細菌を介して免疫を調整する「制御性T細胞」の活性化を促します。 また、状態に合わせて腸内細菌解析を実施することも可能です。 2. 安全で効果的なスキンケア 皮膚バリア機能の改善には、マグネシウム(Mg)によるタラソテラピーを取り入れています。 さらに、皮膚や口腔内のブドウ球菌・歯周病菌の制御には「エリスリトール」を活用します。 3. 炎症と酸化ストレスへの対策 エンドカンナビノイドシステム(受容体CB2)に働きかけるCBDを用いて、身体の炎症を優しく緩和していきます。 4. 日々の食事管理 タンパク質や食物繊維のバランスはもちろんのこと、フードの「糖化」や「油の酸化」を防ぐため、 低温低圧調理を取り入れた食事管理を重要視しています。 ご家族と二人三脚で取り組む治療 アレルギー治療は「お薬を出して終わり」ではありません。 食事、腸内環境、日々のスキンケアなど、日常のあらゆる面からアプローチすることで、動物たちに本来備わっている力を引き出します。 ずっと皮膚のお薬を飲んでいるけれど、薬をやめるとすぐに再発してしまう 耳や手足をよく舐めたり、身体を強く掻いたりしている 食事を変えても皮膚の赤みやフケがなかなか改善しない このようなお悩みがありましたら、一人で抱え込まずに、ぜひ当院のアレルギー専門診療をご予約ください。 根本的な解決を目指して、一緒に治療に取り組んでまいりましょう。 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 📞 046-854-7433 診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝 9:00〜12:00 ● ● 休 診 ● ● ● 9:00〜 13:00 15:00〜19:00 ● ● ● ● ● 休診 ※休診日:水曜日・日曜祝日午後 ※予約外の受付時間は診察終了30分前までになります。 🗓️ アポクルでWEB予約はこちら ※アレルギー専門診療は「院長」もしくは「副院長」の診察になります。
2026.10.26 アトピー, アレルギー, カワノメソッド, 動物病院, 横須賀, 湘南, 皮膚科, 葉山, 葉山一色ペットクリニック, 逗子
【消化器コラム 第2回】長引く下痢の正体とは?犬の慢性腸症(CE)への理解
こんにちは。前回のコラムでは、突然の下痢(急性腸炎)についてお話ししました。今回は、治療をしてもなかなか治らない、あるいは良くなったり悪くなったりを繰り返す「長引く下痢(慢性下痢)」について解説します。 慢性下痢の原因はどこにある? 愛犬の下痢が長期間続くと、「胃腸が悪いのだろう」と考えるのが一般的ですが、実はそれだけではありません。慢性下痢を呈する犬のうち、10%は消化管以外の疾患(膵外分泌不全などの膵臓疾患、肝疾患、アジソン病などの内分泌疾患など)が原因であることが分かっています。 残りの90%が消化管の疾患ですが、19%は感染症や腫瘍といった「慢性腸症(CE)以外の消化管の異常」であり、最も多い71%を占めるのが今回テーマとする「慢性腸症(CE)」です。 つまり、長引く下痢を根本から治療するためには、まずは10%の「消化管以外の病気」ではないかをしっかりと診断・除外することが非常に重要になります。 ネット検索でよく見る「IBD」とは違うの? 飼い主さんが愛犬の長引く下痢についてインターネットで調べると、「IBD(炎症性腸疾患)」という言葉をよく目にするかもしれません。しかし、ヒトの潰瘍性大腸炎やクローン病といったIBDと、犬の病態は本質的に異なる部分が多くあります。 そのため、現代の獣医療では最初からIBDと呼ぶのではなく、まずは広く「慢性腸症(CE:Chronic Enteropathy)」と呼び、治療への反応を見ながら細かく分類していくアプローチが主流となっています。 慢性腸症(CE)の4つの分類 犬の慢性腸症は、どの治療によって症状が改善するか(何に反応するか)によって、大きく以下のステップに分類されます。 ① 食事反応性腸症(FRE): 食事を変更する(低アレルゲン食など)ことで症状が改善するタイプです。慢性腸症のなかで最も多く、若齢(中央値2歳齢)の犬に多く見られます。まずは食事試験からスタートするのが診断と治療の第一歩です。 ② 抗菌薬反応性腸症(ARE): 特定の抗菌薬を投与することで症状が改善するタイプです。 ③ 免疫抑制薬反応性腸症(IRE): 食事や抗菌薬では改善せず、消化管粘膜の病理組織学的検査(内視鏡検査など)で炎症が確認され、ステロイドなどの免疫抑制薬を使うことで初めて症状が落ち着くタイプです。中年齢(中央値6歳齢)に多く、重症度も中程度〜重度になる傾向があります。 ④ 非反応性腸症(NRE): 免疫抑制薬を使っても十分な反応が得られない、最も治療が難しく予後が厳しいタイプです。 まとめ 長引く下痢の多くは「慢性腸症(CE)」が原因ですが、その診断には「他の病気の除外」と「治療への反応(特に食事)」を一つずつ確認していく根気強いプロセスが必要です。 これとは別に、消化管からタンパク質が漏れ出てしまう腸の病気もありますがそちらも別でお話しさせていただきます。 次回は、この治療ステップの第一選択となる「食事試験(食事反応性腸症へのアプローチ)」について、どのようにお腹に優しいフードを選んでいくのかを詳しく解説します! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 📞 046-854-7433 診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝 9:00〜12:00 ● ● 休 診 ● ● ● 9:00〜 13:00 15:00〜19:00 ● ● ● ● ● 休診 ※休診日:水曜日・日曜祝日午後 ※予約外の受付時間は診察終了30分前までになります。 🗓️ アポクルでWEB予約はこちら
2026.10.26 IBD, 下痢, 動物病院, 嘔吐, 慢性腸症, 横須賀, 消化器, 犬, 猫, 秋谷, 葉山, 葉山一色ペットクリニック, 逗子
【シニアケア連載 第1回】年齢とともに変わる!シニア期に必要な栄養とタンパク質
今回から「愛犬・愛猫のためのシニアケア連載」を始めます! 第1弾のテーマは【食事ケア編】です! 「最近、少し痩せてきた気がする…」 「高齢になったから、低カロリー・低タンパクなごはんに変えた方がいいのかな?」 そんな疑問や不安をお持ちの飼い主様も多いのではないでしょうか。 第1回では、「シニア期における栄養の変化とタンパク質の重要性」について分かりやすく解説します! 高齢期は「体重が変わらない痩せ(筋肉の減少)」に注意! シニア期に入ると、見た目の体重はそれほど変わっていなくても、体の中では大きな変化が起きています。病気とは無関係に、カロリー摂取の減少や消化・吸収機能の低下が起こり、LBM(除脂肪体重・筋肉量)が減少することがあります。 特に13歳以降はこの変化が加速しやすいとされています。 結果的に体重は減少する一方で、体内のエネルギー要求量は上がっている状態になります。 加齢に伴って筋肉量が落ちていくため、体重計の数値だけを見ていると「体重が変わっていないから大丈夫」と見逃してしまうことがあります。 「高齢=タンパク質を減らす」は間違い?実はしっかり必要です! 「シニアフード=ヘルシーでタンパク質控えめ」というイメージをお持ちではありませんか? 実は、持病(重度の腎臓病など)がない限り、高齢期こそ十分なタンパク質が必要になります。 健康な成猫のLBMを維持するためのタンパク質必要量は、体重1kgあたり5gとされています。 食事全体のカロリーのうち、タンパク質由来のカロリーが34%必要になります。 老猫では消化機能が減退し、代謝の変化も起こるため、タンパク質がさらに多く必要になります。 十分なタンパク質と高消化性・高エネルギーな食事を意識しないと、知らず知らずのうちに筋肉が削られ、体力が落ちてしまう原因になります。 おうちでできるチェック&食事選びのヒント ① 体重だけでなく「MCS」をチェック! 筋肉の減少を評価するために、「MCS(マッスル・コンディション・スコア)」という判定法を用いています。 正常、軽度減少、中等度減少、重度減少まで、筋肉の落ち具合を段階的に評価します。 体重には変化がなくても、筋肉だけが落ちていることもあるため注意が必要です。 頭、肩、腰、太腿の筋肉を触診してチェックを行います。背中の中央あたりが一番わかりやすいため日常的に触ってチェックすることが大切です。 現在は、軽度減少でも「悪液質」と判断されます。 「背骨や腰回りの筋肉が落ちてゴツゴツしていないか」を確認してあげてください。 ② 消化がよく、高エネルギーなフードを選ぼう 加齢とともに消化吸収率が落ちるため、シニア期の食事は「少量でもしっかり栄養とエネルギーがとれる高消化性のフード」が理想的です。 ※ただし、腎臓や肝臓などに持病がある場合は、タンパク質やリンの制限が必要になることもあります。食事を変更する際は、自己判断せず事前に当院までご相談ください。 まとめ:諦めずに早期の栄養ケアを! 「歳のせいでおとなしくなった」「少し細くなった」と思える変化も、実は栄養不足や筋肉の減少が原因かもしれません。 早い段階から適切な食事ケアを始めてあげることで、元気に歩ける期間を伸ばし、健やかなシニア期を過ごすことができます。 「うちの子の今の食事、合っているのかな?」と不安な方は、ぜひフードの袋をお持ちの上、お気軽に当院スタッフへご相談くださいね! 次回(第2回)は、「うちの子に合っているのは?食器選びと食べる姿勢の工夫」をお届けします。お楽しみに! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 📞 046-854-7433 診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝 9:00〜12:00 ● ● 休 診 ● ● ● 9:00〜 13:00 15:00〜19:00 ● ● ● ● ● 休診 ※休診日:水曜日・日曜祝日午後 ※予約外の受付時間は診察終了30分前までになります。 🗓️ アポクルでWEB予約はこちら
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【うさぎコラム 第2回】秋の換毛期到来!怖い「胃のうっ滞・毛球症」を防ぐケア
涼しくなり過ごしやすい季節になりましたが、秋はウサギにとって被毛が生え変わる「換毛期」です。抜け毛がごっそり抜けるこの時期に最も注意したいのが、お腹のトラブルです。今回は、ウサギの毛の特徴と、換毛期特有の皮膚の変化、そして欠かせない予防ケアについてお話しします。 1. 柔らかくて折れやすいウサギの毛の特徴 ウサギの被毛は非常に細く、直径は約38μmほどしかありません。 他の動物の毛皮と比べても著しく柔らかく折れやすいという特徴を持っています(そのため、衣料用の毛皮にするのは不向きとされています)。 ネザーランド系の特徴:首の後ろ(頸背部)の被毛が薄い傾向があります ホーランドロップ系の特徴:オスは加齢とともに皮膚が厚くなる(肥厚する)ことがあります このように細くて絡まりやすい毛を毛づくろいの際にウサギが飲み込んでしまうと、体の構造上「吐き出す」ことができないため、胃や腸の中で毛玉となって詰まり「毛球症」や「胃のうっ滞」を引き起こす危険性があります。 2. 模様ができる?「アイランドスキン」とは? 一部のウサギでは、換毛期に「アイランドスキン(Island skin)」と呼ばれる特有の現象が見られることがあります。 毛周期(毛の生え変わりのサイクル)の同調化により、一斉に毛が抜けることがあります 毛穴(毛嚢)の数や大きさ、成長ペースの違いによって、皮膚に地図のような発毛の縞模様が現れます 毛が抜けた部分(無毛部)にのみ、フケ(鱗屑)や赤み(発赤)が出ることが多いという特徴があります 一見すると皮膚病のように見えるかもしれませんが、通常の脱毛と間違えないように観察することが大切です。ただし、なかなか毛が生えてこない場合や異常を感じた際は、ご相談ください。 3. 飼い主さんのブラッシングが最大の予防法! ウサギがお腹に飲み込んでしまう抜け毛の量を減らすためには、日々のこまめなブラッシングが不可欠です。換毛期は専用のブラシを使って、皮膚を傷つけないように優しく抜け毛を取り除いてあげましょう。 毛が絡まって分厚いフェルト状の毛玉になってしまった場合は、無理に引っ張らず、病院などでバリカンを使って安全に刈り取る処置が必要になることもあります。 当院でも部分的なトリミングなどは行っているので、毛玉が出来てしまった場合や、グルーミングが難しい場合はご相談ください! 4. お家でできる毛球対策グッズ&サプリメント ブラッシングに加えて、体内に入ってしまった毛のスムーズな排出を助けるためのケア用品も活用しましょう。 毛球予防・除去剤(ラキサトーンなど):ワセリンやグリセリンを成分としたペースト状のお薬です。ミネラルオイルは体内に吸収されないため、飲み込んだ毛を包み込んでウンチと一緒に排出させるのを助けます。自分でなめてくれない場合は注射器を使ってあげることもあります。 消化酵素のサプリメント:胃溶性・腸溶性の消化酵素を含んだサプリメントも有効です。毛玉のタンパク質をアミノ酸分子にまで分解し、胃内の毛玉をほぐしやすくする働きが期待できます。 ※注意!甘いフルーツの罠:世間では「生のパイナップル(プロメライン酵素)やパパイヤが毛を溶かす」とよく言われますが、実際には被毛そのものを溶かすわけではありません。甘い果物の与えすぎは、ウサギが主食の牧草を食べなくなったり、肥満や肝リピドーシス、胃の機能障害を招く恐れがあるため注意が必要です。 運動と水分補給:たっぷり運動させることで消化管の動き(蠕動運動)が促進され、過剰な毛づくろい(グルーミング)の予防にも繋がります。また、しっかり水分(水和)をとらせることも胃のうっ滞予防には不可欠です。 食欲が落ちている、ウンチが小さい、ウンチに毛が数珠つなぎになって混ざっているといった症状は、お腹のトラブルを知らせる重要なサインです。日頃のブラッシングでスキンシップを図りながら皮膚や被毛の状態をしっかりチェックし、秋を元気に乗り切りましょう! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 TEL:046-854-7433(休診日:水曜日) Web予約:アポクル予約ページはこちら
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【消化器コラム 第1回】突然の下痢!急性腸炎と抗菌薬の正しい使い方
飼い主さんが日常的に最も直面しやすいトラブルの一つである「急な下痢(急性腸炎)」についてのお話しさせていただきます 動物病院を受診する前にチェックしたいポイント 愛犬や愛猫が下痢をして病院へ連れて行く際、獣医師は原因を特定するために様々な質問(問診)を行います。 スムーズな診断のために、以下のポイントを事前にメモしておくか写真に残しておいていただくととても役に立ちます。 下痢の期間と頻度:どれくらいの期間下痢継続していますか?1日に何回便をしますか? 食事との関連性:食事の種類を変更しましたか?それはいつからですか? 便の性状:未消化物が混じっていますか?便の色(茶・黄・黒・赤・その他)はどうですか?臭い(酸っぱいなど)はどうですか?、血液の混入はありますか? 排便状態:しぶり(トイレでいきみ続ける)はありますか? その他の症状:食欲や飲水量はどうですか?嘔吐など他の症状はありますか? 過去の履歴:ワクチン接種歴や過去の病歴、投薬歴(NSAIDなどの痛み止めを使用していないか)はありますか? 便の性状などから、下痢が「小腸性」なのか「大腸性」なのかを鑑別することは、原因疾患の特定や、今後の治療法(とくに食事療法)を選択するうえで非常に重要になります。 以下に「小腸性」と「大腸性」の違いを示しておきます。 便の状態・徴候 小腸性下痢 大腸性下痢 便の状態 粘液便 × 〇 鮮血便 × 〇 脂肪便 〇 × メレナ(黒色便) 〇 × 排便 排便頻度 正常~やや増加(2-4回/日) 増加(3-5回/日) 排便障害 × 〇 しぶり × 〇 他の徴候 体重減少 〇 △ 嘔吐 〇 △ 食欲 正常~減少 正常(重症例では減少) 腹鳴・鼓腸 〇 × 便失禁 × 〇 一般的な急性腸炎への対応と食事療法 突然の下痢の多くは、食事の乱れや軽度のストレスなどが原因です。 小腸性の下痢では栄養素の消化・吸収が悪くなっているため、治療においては胃腸に負担をかけずに消化・吸収できる食事(主に低脂肪系の療法食)が有効です。 市販されている消化器用の療法食には、高消化性のタンパク質、脂肪、炭水化物が使用されています。代表的なものとして、「消化器サポート(ロイヤルカナン)」や「消化ケア i/d(ヒルズ)」などが挙げられます。 元気や食欲が保たれている軽症例では、こうした食事管理などの支持療法だけで自然に治癒することがほとんどです。 「とりあえず抗菌薬(抗生物質)」はもう古い? 一昔前までは「下痢=下痢止めと抗菌薬」という処方が一般的でした。しかし、現代の獣医療では、一般的な急性下痢に対する安易な抗菌薬の使用は推奨されていません。 最大の理由は、腸内環境(腸内細菌叢)への悪影響です。抗菌薬は悪い菌だけでなく、腸の健康を保つ善玉菌まで死滅させてしまい、回復をかえって遅らせる原因になります。また、不必要な抗菌薬の使用は、薬が効かなくなる「耐性菌」を生み出すリスクも高めます。 抗菌薬が「本当に必要なケース」とは? では、どのような時に抗菌薬を使用するのでしょうか。それは、感染による重篤なリスクがある場合や、全身状態が著しく悪化しているケースに限られます。具体的には以下のようなサインがある時です。 意識レベルが低下している、ぐったりして動かない。 頻脈や頻呼吸が見られ、ショック状態に陥る危険がある。 高体温(発熱)など、全身性の強い炎症サインが出ている。 血液検査で白血球(好中球)が減少しており、免疫力が低下している。 腸管のバリア機能が破綻し、細菌が血流に乗るリスク(敗血症)が疑われる場合。 慢性的な消化器疾患の中には、抗菌薬に反応する下痢も存在します。 まとめ 愛犬・愛猫が下痢をしてしまったら、まずは慌てずに便の様子と全身状態(元気・食欲)をよく観察してください。元気があれば、消化の良い療法食等で胃腸を休めることが第一歩です。しかし、ぐったりしている、熱がある、何度も嘔吐を繰り返すなどの異常があれば、なるべく早く動物病院を受診してください。 次回は、「なかなか治らない長引く下痢」に焦点を当て、犬の慢性腸症(CE)について詳しく解説していきます。お楽しみに! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 📞 046-854-7433 診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝 9:00〜12:00 ● ● 休 診 ● ● ● 9:00〜 13:00 15:00〜19:00 ● ● ● ● ● 休診 ※休診日:水曜日・日曜祝日午後 ※予約外の受付時間は診察終了30分前までになります。 🗓️ アポクルでWEB予約はこちら
2026.09.29 LINE 葉山 逗子 横須賀 動物病院 救急 ペットクリニック 犬 猫 うさぎ ハムスター モルモット ハリネズミ エキゾチック, 健康診断, 葉山一色ペットクリニック
【うさぎコラム 第1回】絆が深まる!ストレスフリーなお世話とおうちケアのコツ
ウサギとの暮らしで「爪切りやお手入れを嫌がる」「もっと仲良くなりたいけれど接し方が分からない」と悩んだことはありませんか?実は、ウサギの習性に合わせた接し方を少し意識するだけで、お互いにストレスなく信頼関係を築くことができます。今回は、ウサギに好かれる接し方と日常ケアのコツをご紹介します! 1. ウサギに好かれる!接し方の3つの基本ルール ウサギはとても感情表現が豊かな生き物です。特に「目」はウサギの心をよく表していると言われています。タイミングを合わせた接し方をすることで、もっと信頼してもらえるようになります。 ウサギをよく観察する:目や耳、仕草をよく観察し、今どんな気持ちなのか(警戒しているのか、リラックスしているのか)を汲み取りましょう。 匂いを嗅がせる:ウサギは嗅ぎ慣れた匂いに安心感を覚えます。手を近付けるときは、まず匂いを嗅いでもらうことで怖がらせずに済みます。 しつこくしすぎない:リラックスして休んでいるウサギを無理やり起こしたり、何度もしつこく声をかけるのはNGです。スキンシップのつもりでも、ウサギにとっては迷惑になり、嫌われる原因になってしまうことがあります。 2. なぜ「日頃の遊び環境」がお手入れを楽にするの? 日常のケア(抱っこ、爪切り、ブラッシングなど)や病院での処置を嫌がって暴れてしまう原因の多くは、「恐怖心」です。 前回の記事でも触れたように、日頃から安全に遊べる環境(へやんぽスペースやトンネルなど)で運動や探検をさせてもらっているウサギは、恐怖心が和らぎやすく社交的に育ちます。環境を通じて人の手や外部の刺激に慣れているウサギは、爪切りや身体のケア、病院での採血や処置などもスムーズに受け入れやすくなります。 3. おうちケア(爪切り・保定)をストレスフリーに進めるステップ 無理に抑え込むケアはトラウマになってしまいます。以下のステップで少しずつ慣らしていきましょう。 まずは「触られること」に慣らす:撫でながら耳の後ろ、背中、足先などに優しく触れる練習を日常的に行います。 ごほうびを活用する:ケアが終わった後や、静かに耐えられた時には好物のオヤツや大好きな牧草をあげて「良いこと(ごほうび)があった」と学習させます。 短時間でサッと切り上げる:一度にすべての爪を切ろうとせず、今日は前脚だけ、明日は後脚だけ、といったように嫌がる前に終わらせるのがコツです。 まとめ ウサギのお世話は「ウサギのペースに合わせること」が一番の近道です。無理をさせず、匂いを嗅がせたり観察したりしながら、焦らずゆっくり信頼関係を深めていきましょう。 日頃のコミュニケーションが整うと、将来的な病気の早期発見や病院での受診もずっとスムーズになるので頑張りましょう! 葉山一色ペットクリニック 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1758-5 TEL:046-854-7433(休診日:水曜日) Web予約:アポクル予約ページはこちら
2026.09.19 うさぎ, うさぎコラム, うさぎの飼い方, ペットクリニック, 三浦, 動物病院, 横須賀, 葉山, 葉山一色ペットクリニック, 逗子
鍼灸治療風景【もかちゃん】
定期的な鍼灸・推拿治療で身体を整えているもかちゃん お家ケアでもお灸を取り入れて日頃からケアをされています 治療後は身体が軽くなります! 季節の変わり目や気圧の変化はうさぎさんの体調にも影響を及ぼします うさぎさんと鍼灸は実はかなり相性抜群なのは残念ながらまだまだ浸透していません うさぎさんの「気になる」に出来ること □季節の変わり目にお腹の動きが悪くなりやすい □シニアになって足腰が弱ってきた □日頃から身体をケアしてあげたい 「病気になってから」だけでなく日々の養生にも その子の体調や体質をみながら 鍼やお灸、推拿や漢方を組み合わせてケアしていきます 東洋医学を毎日の健康維持ツールに!!
2026.09.18 うさぎの鍼灸治療、うさぎのお灸、食滞、水滞
2026.9.12 パピー教室
本日のパピー教室 チワワの立夏ちゃん ハバニーズのエールちゃん M.シュナウザーの朔夜ちゃん 本日のmenu ・おいでの練習 ・アイコンタクト ・ノミダニ、フィラリア予防の話 ・playsession 遊びながら楽しく練習して 少しずつ「できた!」を増やしていきます🐶 パピーちゃんのうちに、楽しい経験をたくさん! しつけ方だけでなく、 これからの生活や健康につながることも一緒に学んでいきます パピー教室では一緒に楽しくトレーニングしてくれるパピーちゃんを募集中です 詳しくはお問い合わせ下さい!(単回参加の方ももご相談下さい)
2026.09.18 おいでの練習,甘噛み対策,呼び戻しの練習, パピー教室、診察室トレーニング、社会化トレーニング、子犬の社会化
鍼灸治療風景【ミントちゃん】
ミントちゃん 診察台のマットでのんびり鍼灸治療中 シニアさんになってくると 昔と比べて歩くのがゆっくりになったり 立ち上がりに時間がかかる……など 小さな変化が気になってきますよね 腰や後ろ足だけでなく 全身の状態を確認しながらケアをします 他の疾患がある場合には西洋医学のお薬も使いつつ その子に合う治療をしていきます 大きな症状になる前の小さな変化に目を向けて 身体を整えていくことはとても大切です 大切な家族のQOL(生活の質)を支える ケアの一つとして東洋医学を取り入れてみませんか? 西洋医学、東洋医学の両方からケアを一緒に考えていきます
2026.09.13 東洋医学診療、鍼灸治療風景、犬のお灸、犬の漢方, 温活,犬の温活,犬のお灸,推拿,











