症状別お悩み

犬の病気

眼瞼内反症の高齢犬に対してタッキングによる緩和療法を行った一例

眼瞼内反症

眼瞼内反症とは、様々な原因により全体もしくは部分的に眼瞼の皮膚側が角膜の表面へと向かうことによって、眼の表面的な疾患を引き起こすことを指します

治療法は原因によって変わってくるため、原因の把握が重要です

皮膚が眼に接触し羞明が認められる様子

治療法

根本的な治療法としては全身麻酔下での眼瞼整復術が必要ですが、高齢で全身麻酔が難しい場合などは無麻酔下でのタッキングを行い症状の緩和をはかる場合があります

イメージ図

 

タッキングは、縫合糸を用いて皮膚を外反させるように何糸か縫合します

縫合直後

 

タッキングは一時的な症状の改善になりますが、縫合糸が外れるまでの間は内反がおさまり症状が緩和されます

縫合糸を気にする場合はエリザベスカラーの装着が必要になりますが、擦ったり気にする様子がなければ必要ありません

処置後の管理は、縫合部を清潔に保つた程度です

 

タッキングを行うと内反症が改善するケースもありますが、多くは完治には手術が必要です

この症例は1度縫合糸がはずれたあと、再度タッキングを行い現在も経過観察中です

葉山一色ペットクリニック
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