症状別お悩み

モルモットの病気

モルモットの不正咬合

モルモットは他のげっ歯類と同様に常生歯で、生涯にわたり歯の形成と萌出が続きます。

 

歯式は、

 切歯:1

 犬歯:0

 前臼歯:1

 後臼歯:3

の合計20本です。

 

切歯で牧草やペレットをかじったり切断し、臼歯ですりつぶして食べています。

 

不正咬合の主な原因としては、不適切な食事(特に食物繊維不足)による臼歯の摩耗不足が挙げられます。

 

モルモットの不正咬合はウサギと異なり、違和感や痛みなどに対する反応が症状として現れやすく、不正咬合は軽度でも症状が強く出ることもあります。

 

主な症状は、食欲不振・流涎です。

 

モルモットは口腔内が狭いため、基本的には麻酔下での治療となります。

麻酔をかけ、口の中をしっかりと観察し、過長している歯を削っていきます。

 

処置後も痛みがあれば鎮痛剤などを使いながら食欲を落とさないように管理していきます。

 

モルモットさんの不正咬合は重篤化しやすいので、食欲の低下などの症状がみられましたら早めにご相談ください。

葉山一色ペットクリニック
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